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離れて暮らす親のケア vol.20

NPO法人パオッコ理事長の太田差恵子さんが、親と離れて暮らす子の介護に関する悩みや不安について、事例を交えながら親のケアを考えていきます。

【コラム執筆】
NPO法人パオッコ
~離れて暮らす親のケアを考える会~
理事長 太田差恵子

緊急時の連絡手段を確保

地震やゲリラ豪雨等の自然災害により、全国各地で被害が報じられることが増えています。実家近辺での発生を知り、心臓がドキリとした経験がある人も多いのではないでしょうか。災害時は、携帯電話や固定電話がつながりにくくなり、離れて暮らしていると、状況が見えないために心配が膨らみます。

東日本大震災のとき、私は仕事で札幌に着いたばかりでした。揺れはそれほど大きくなく、周囲は落ち着いた状況でしたが、道行く人が「東京が大変らしい」と話しているのが聞こえ、すぐに家族の携帯に電話しましたがつながりません。メールも届きません。結局、連絡がついたのは翌朝になってからでした。

東京に戻ってから、子どもから「心配したよ。どうして携帯電話の災害用伝言板サービスを使わないのよ」と注意されました。機械音痴の私は、操作方法を知らなかったのです。

NTTでも「災害用伝言ダイヤル」というサービスを用意しています。利用方法は、「171」をプッシュし音声アナウンスにしたがい伝言を録音するだけです。毎月1日および15日に体験利用できます。正月三が日にも体験できるので、正月帰省の際に、親族間で再確認しておくことをお勧めします。もちろん、携帯電話を利用している親なら、そちらも一緒に。また、被災地同士での電話はつながりにくくても、別地域にはつながることも。そこで、異なる地域に暮らす親戚等に電話をして伝言を頼む方法もあります。このあたりも確認し合っておきたいものです。

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