かしこい患者になろう〜電話医療相談の現場から〜 By COML vol.136

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ「COML(コムル)」が、読者からの電話医療相談に丁寧に答えていきます。

【相談担当】
NPO法人ささえあい医療人権センター
COML(コムル) 山口 育子

医療費を減らしたい

相 談私(67歳・女性)は、糖尿病、緑内障、腎機能の低下で病院に通院しています。医療費は3割負担なのですが、毎月2〜3万円かかるので、年金暮らしの身にはとても負担です。もちろん、高額療養費制度の対象になるほどの額ではありませんが、月々の支出となると結構家計に響くものです。病気自体も難病のように公費負担になったり、補助があったりするわけでもありません。

眼科では2種類の点眼薬が処方されているのですが、私に合うものは新薬しかないと言われています。それに腎機能の低下に対してあるホルモン剤を注射しているのですが、これもジェネリックがないのだそうです。降圧剤ぐらいはジェネリックにしてもらいたいと思って先日、担当医に相談すると、「当院ではジェネリックは扱っていないんです」と言われました。そもそも、その病院は院内処方なので、院内でジェネリックを扱っていないということは、ジェネリックにする手段がなくなってしまうわけです。

すべての病気をその病院で診てもらっていて、自宅近くの地域密着型病院なので、かかり続けたいと思っています。なんとか少しでも負担を減らす手段はないでしょうか。

コメント山口育子(COML)

たしかに、一時的に発生する医療費ならともかく、慢性疾患で受診を継続しないといけないとなると、経済的な負担は重くなってきます。高額療養費制度や補助対象にならない場合は、患者の自己負担になってしまいます。

せめてもの方法ということで考えられるとしたら、薬に関する費用負担の軽減かと思います。保険薬局(調剤薬局)は処方せんがなくても相談することは可能ですので、いま使用している薬でジェネリックに変えることができるものはどれか、もし変えたとしたらどれぐらいの負担軽減になるかを相談してみてはいかがでしょうか。そのうえで、ジェネリックに変えることに意味があるとわかれば、通院されている病院に事情を話して、処方せんの発行の希望を伝えてみてはどうでしょう。院内処方だからといっても、処方せんを発行できないわけではないと思いますので、まずは相談することが大切だと思います。

NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ

詳しくはCOMLホームページへ http://www.coml.gr.jp/

電話医療相談 電話06-6314-1652(月〜金曜日 9:00〜17:00 土曜日 9:00〜正午)

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