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離れて暮らす親のケア vol.47

NPO法人パオッコ理事長の太田差恵子さんが、親と離れて暮らす子の介護に関する悩みや不安について、事例を交えながら親のケアを考えていきます。

【コラム執筆】
NPO法人パオッコ
~離れて暮らす親のケアを考える会~
理事長 太田差恵子

お洒落なグッズを見つけよう

高齢になり、からだの不自由が生じても「『いかにも』というモノは持ちたくない」という声を聞くことがあります。ひとり暮らしをするKさん(89歳)も、買い物時に重い荷物が持てないと言いつつ、ショッピングカートは断固拒否。理由を聞くと、「どれも、これも年寄りくさくって」と顔をしかめます。「89歳なら十分お年寄りでしょう」と言うのは、若い者の論理のよう。そういえば、花柄のお洒落なタイプのツエを自慢気に見せてくれた80代の女性もいました。

Uさん(50代)は、若者に人気の金属製のアクセサリー「ドッグタグ」を認知症と診断された母親にプレゼントしたそうです。今後、母親が外出先から自宅に戻れなくなったら…、と心配でした。そんなとき、20代の息子(孫世代)の提案で「ドッグタグ」の存在を知ったのだとか。母親の名前と連絡先をアルファベットで彫り込んでもらってプレゼントしたところ、とても喜び身に付けるようになりました。「僕も自分の分を作ろうかと思っていますよ。洒落ていますからね」とUさんはにっこり。

「歳だから仕方ない」という言葉で片付けられないのは、いくつになっても同じなのではないでしょうか。私たち子世代だって、少しでも見栄えのいいものに走ります。いまの時代、さまざまな商品が売られています。でも、どこで売っているのか、探すのはひと苦労。情報収集は子の役割だと考えて、デザイン的にも機能的にも満足できるグッズを探してみませんか。

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