かしこい患者になろう〜患者の悩み相談室〜 By COML vol.2

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ「COML(コムル)」が、読者からの電話医療相談に丁寧に答えていきます。

【相談担当】
NPO法人ささえあい医療人権センター
COML(コムル) 山口 育子

再手術を受ける決心がつかない

相 談私(52歳・女性)は2〜3年前から、自分が写っている写真を見るたび、目が細くなっていると感じていました。すると知人から、「それは眼瞼下垂かもしれない」と聞かされ、別の病気でかかっている病院の眼科を1年前受診しました。その結果、やはり眼瞼下垂と診断され、手術を勧められたのです。

勧められるままに手術を受けたのですが、術後もまぶたの状態が改善したとは思えませんでした。そのうえ、半年ほど経つと物が見えにくくなり、さらにまぶたが下がってきたように感じたのです。そこで担当医にそのことを伝えると「手術をしても効果は人によってさまざまなので……。ただ、手術直後と比べて、さほど変化しているように私には思えませんし、再手術の必要はありません」と言われました。

私は納得できず、別の病院の眼科を受診して相談してみました。すると、「私だったら、このような手術をお勧めします」とまったく異なる方法による手術を提案されたのです。一度手術を受けて改善しなかっただけに、すぐに手術を受ける決心がつかずにいます。このような場合は、どのように判断すればいいのでしょうか。

コメント山口育子(COML)

確かに一度手術を受けて期待した効果が出なかった場合、別の方法による手術を勧められても迷われるのは当然です。むしろ緊急性のない状況なら、すぐに決断せず、よく説明を聞いて考えることが大切です。

まずは、最初に手術をしたドクターに、なぜ再手術が必要ないと判断するのか、再手術を勧めるのはどのような場合か尋ねてみましょう。その一方で、新たな手術を勧めてくれたドクターに、詳細な手術の方法と、勧める理由の説明を求めてはいかがでしょうか。そのうえで、2人のドクターの意見を比べて、どちらが納得できる内容かで判断することが大事です。もし迷われた場合は、ドクターショッピングになってはいけませんが、三番目のドクターの意見としてサードオピニオンを求めるのも1つの方法かと思います。その場合、前の2人のドクターの説明を十分聞いておくことがポイントです。

NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ

詳しくはCOMLホームページへ http://www.coml.gr.jp/

電話医療相談 電話06-6314-1652(月〜金曜日 9:00〜17:00 土曜日 9:00〜正午)

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