かしこい患者になろう〜患者の悩み相談室〜 By COML vol.1

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ「COML(コムル)」が、読者からの電話医療相談に丁寧に答えていきます。

【相談担当】
NPO法人ささえあい医療人権センター
COML(コムル) 山口 育子

治療でケガ、その治療費はどうなる?

相 談私(62歳・女性)は3カ月前に関節リウマチと診断され、近くの整形外科クリニックで薬の処方と電気治療を受けています。

1週間前の受診の際も両手首と両足首に電気治療を受けたのですが、その途中で電気を当てている部分が熱くて我慢できなくなり、看護師さんに申し出ました。すぐに調整してくださったのですが、しばらくすると再び熱くなってきました。しかし、最初に熱いと言ったときに対応してくれた看護師さんは「え? 我慢できないぐらい熱いですかぁ?」と私の申し出を否定的な感じで言いながら、とても邪魔くさそうにしていました。そのため2回目に「熱い」と言いにくくなってしまって、我慢したのです。すると、帰宅して見ると、電気を当てていたところが赤くなっていて、一部水膨れもできていました。

そこで翌日、クリニックに電話をかけて事情を伝えると、しばらく待った後に電話に出てきた女性が、立場や名前も名乗らず「すみませんでした」と謝罪しました。その後、院長やメーカーの人から何らかのアプローチがあるかと思っていたのですが、なしのつぶてです。皮膚科を受診しようと思っているのですが、その費用はどうなるのでしょうか。

コメント山口育子(COML)

「熱いのだったら我慢せずに2回目も申し出るべきだった」と言う人がいるかもしれませんが、1回目の対応で傷ついたり、がっかりしたりすると、2回目はなかなか言い出しにくくなるものです。それだけに、「またあんな対応されたくない」というお気持ちから、つい我慢してしまわれたのでしょう。

電話をかわった女性は謝罪したということですが、だからその後も積極的に医療機関からアプローチがあるとは限りません。もし皮膚科を受診して、その費用を整形外科クリニックに請求するとすれば、医療機関から「かかった医療費はこちらで支払います」と申し出がない限り、交渉が必要になってきます。まずは再び連絡をして、整形外科クリニックがどこまでの責任を取るつもりがあるのか確認したうえで、あなたの希望を伝え、責任を持って決断できる立場の人と話し合うことが必要になるのです。

NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ

詳しくはCOMLホームページへ http://www.coml.gr.jp/

電話医療相談 電話06-6314-1652(月〜金曜日 9:00〜17:00 土曜日 9:00〜正午)

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