季節の健康レシピ
季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士の藤原 朋未先生がご紹介します。
疲労回復効果もばっちり 鶏と豆腐のアスパラ照り焼きつくねのお弁当

春が旬のグリーンアスパラガス(以下、アスパラガス)と新じゃがいもを使った、お弁当に合うおかずを2品紹介します。アスパラガスは、ビタミン類が豊富なだけでなく、疲労回復やスタミナアップの効果が期待できるアスパラギン酸を多く含みます。また、穂先に含まれるルチンは血管強化作用があり、動脈硬化予防に役立つといわれています。つくねの生地に豆腐を加えることでふんわり食感になり、冷めてもやわらかさがキープできるので、お弁当にぴったりです。
新じゃがのり塩ジャーマンは、新じゃがいもを皮ごと使うことで食物繊維をプラス。100g当たりの食物繊維量は皮をむいたものが8.9gに対して、皮付きは9.8g。新じゃがいもは皮もやわらかいので、ぜひ皮ごと調理しましょう。
※1人分お弁当…お弁当箱の半分くらいにごはん150~200gを入れ、鶏と豆腐のアスパラ照り焼きつくね3個、新じゃがのり塩ジャーマンの半量を詰め、空いたスペースに卵焼き小2切れ、ミニトマト2個を詰める。
1人分エネルギー 205kcal、食塩相当量 1.8g

- アスパラガスは、根元の硬い部分をピーラーでむき、長さを半分に切る。根元部分は粗く刻み、残りの穂先部分は3等分の長さに切る。
- ポリ袋に鶏ひき肉、絹ごし豆腐、Ⓐを入れてよくもみ混ぜ合わせ、①で刻んだアスパラガスを加えて全体に混ざるようにさらに混ぜる。
- ポリ袋の端を切り、サラダ油を敷いたフライパンに6等分に絞り出す。
- 形を整え、アスパラガスを2本ずつ表面に埋め込む。
- 中火で熱して3分ほど焼き、焼き色が付いたら裏返す。
- ふたをして弱火にし、3分ほど蒸し焼きにする。
- 全体に火が通ったら合わせたⒷを加える。汁気が少なくなるまでからめたら完成。
- POINT
ポリ袋の端を切ったら絞り袋に変身。フライパンに直接絞り出せる。
1人分エネルギー 120kcal、食塩相当量 1.0g

- 新じゃがいもはよく洗い皮ごと1cm幅の輪切りに、玉ねぎは1.5cm幅のくし形切りにする。
- ベーコンは1cm幅に切る。
- 新じゃがいもと玉ねぎを耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで4分加熱する。
- フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、ベーコンをさっと焼き、③の新じゃがいもと玉ねぎを加え、新じゃがいもが重ならないように並べ、2分ほど焼く。
- 新じゃがいもに焼き色が付いたら、Ⓐの調味料を加えて全体をからめる。
藤原 朋未 ふじわら ともみ(管理栄養士)
管理栄養士のほか乳幼児食指導士、妊産婦食アドバイザーの資格も持つ。保育園栄養士として勤務し、離乳食・幼児食・アレルギー食や栄養相談などに携わる。 現在は(株)エミッシュに所属し、レシピ開発・コラム執筆のほか、乳幼児食をテーマとした料理教室やセミナー講師も務める。 Instagramではヘルシーかつ簡単でおいしいレシピを中心に、またブログ「ママ楽ごはん」では、子どもの食に関する情報を発信中。3児のママ。
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