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イキイキごはん

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、料理研究家・川上文代先生がご紹介します。

からだへのおもいやり 健康向上!旬ごはん vol.33

早めが肝心!料理でインフルエンザ予防

街も華やぐ12月。充分な睡眠、栄養バランスのとれた食事、軽い運動などで体力 をつけると共に免疫力を向上させ、風邪をひきにくいからだを維持して、パーティーを楽しみたいですね。

今回紹介しているオニオングラタンスープのたまねぎやにんにくは、血液サラサラ効果で免疫細胞の働きが活性化し、風邪をひきにくくします。ケークサレに使用する卵・牛乳・にんじんはビタミンAが豊富! またはちみつは栄養も豊富で、のどに良いとされ、風邪予防に効果的です。

パーティーを楽しむにも健康が第一。外出先から帰ったら、家に入る前にウイルスの付いたコートをはたき、手洗いうがいで風邪やインフルエンザの予防をしっかりと行いましょう。そして、熱々のオニオングラタンスープで冷えたからだをほっこり温め、元気に冬を乗り越えたいですね。

1人分 265kcal、塩分2.5g、ビタミンA50μg

玉ねぎ(薄切り)・・・(2個)400g
にんにく(みじん切り)・・・1/3片
チキンブイヨン・・・450ml
塩、こしょう、サラダ油・・・各適量
バゲット・・・4枚(厚さ8mm)
にんにく、サラダ油・・・各適量
溶けるタイプのチーズ・・・35g
パセリ(みじん切り)・・・少々
  • フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎを入れて炒める。しんなりしたらにんにくを加え、全体が飴色になるまで炒める。
  • チキンブイヨンを注いで約15分煮込み、塩、こしょうで味を調える。(後から散らすチーズやオーブンで焼いた煮詰まり具合を考え、塩分を少し薄めにする)
  • ガーリックトーストを作る。バケットを軽くトーストしてにんにくをこすりつけ、サラダ油を塗って再びトーストする。
  • 耐熱のスープ鉢に②を注いで③をのせ、チーズをたっぷりのせる。250℃のオーブンで約10分焼く。仕上げにパセリを散らす。

1人分 258kcal、塩分0.7g、ビタミンA300μg

卵・・・2個
サラダ油・・・50ml
牛乳・・・80ml
はちみつ・・・15g
薄力粉・・・100g
ベーキングパウダー・・・小さじ1
にんじん(細切り)・・・200g
塩・・・小さじ1/3
バター、こしょう・・・適量
  • 薄力粉、ベーキングパウダーを合わせてふるう。型にバターを塗り、型のサイズに合わせて切ったオーブンペーパーを敷く。にんじんはバターでしんなりするまでソテーし、粗熱を取る。
  • 卵をボウルに割り入れ、泡だて器で溶きほぐし、サラダ油を少しずつ入れながらよく混ぜる。塩、こしょう、はちみつ、牛乳を加えて溶きのばす。
  • にんじんを加えて軽く混ぜ、①の粉類を加え、ゴムべらで粉気がなくなり全体が均一になるまで混ぜ合わせる。
  • 生地を型に流し入れ、型ごとトンと落として空気を抜き、175℃に温めたオーブンで約40分焼く。
オススメ!
「二重の
粉ふるい」
粉ふるいは、木柄片手の二重ざるタイプが便利! 網が二重なので1度で細かくふるえ、木柄で持ちやすくて滑りにくいです。
ここが
ポイント!
卵と油は混ぜると分離するため、油を少しずつ加えながら混ぜると、油脂が浮いてぼそぼそにならず、しっとりと焼きあがります。

栄養計算・高中智恵子

川上 文代

川上 文代

辻調理師専門学校卒業後、同校職員として12年間勤務。その間、フランスのリヨン校勤務、3つ星レストラン“ジョルジュブラン”での研修などを経験する。1996年渋谷に開設した「デリス・ド・キュイエール 川上文代料理教室」を拠点に、講演、雑誌、新聞などで活躍中。http://www.delice-dc.com/

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