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イキイキごはん

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、料理研究家・川上文代先生がご紹介します。

からだへのおもいやり 健康向上!旬ごはん vol.25

簡単!豪快!栄養満点な父のみそ汁

4月は新年度の始まり。新しい環境で気分一新なものの、なにかとせわしない季節。飲み会なども多くて胃に負担がかかりがちに。今が旬の春キャベツは胃にやさしいので、みそ汁に入れて胃の疲れを取りましょう。

今回のレシピは、私の父親がよく作ってくれた豪快な男料理で、父自慢の具だくさんみそ汁。丸干しやあじの開きなどをわざわざ焼くのではなく、余った焼き魚などをそのままみそ汁に入れると簡単です。骨からうま味が出てだし代わりになり、具としても身がふっくらと戻って食べやすくなります。また、野菜は大きめに切って歯ごたえを残すと、よく噛むことにより脳も活性化して朝からしっかり目覚めますよ。

簡単栄養満点なみそ汁で、春もすこやかに過ごしましょう。

春キャベツ・・・2枚
新じゃがいも・・・1個
新玉ねぎ・・・1/2個
水・・・500㎖
みそ・・・大さじ1〜2
あじの開き・・・1尾
  • 魚は魚焼きグリルでこんがり焼く。春キャベツ、新じゃがいも、新玉ねぎは一口大に切る。
  • 鍋に、水、半分に割いた焼き魚、じゃがいも、玉ねぎを入れて、10分煮る。
  • 春キャベツを加えて2分煮て、みそを溶く。
魚焼きグリルを使おう!
1分間で300℃まで達する魚焼きグリルは、余熱不要で短時間で焼きあがります。魚を焼くだけでなく、トーストやグラタン、ピザ、お惣菜の温め直しなど用途はたくさん!宝の持ち腐れとならぬよう、ご活用くださいね。
鶏もも肉・・・1枚
Ⓐ 酒・・・大さじ2
 みりん	・・・大さじ2
 しょうゆ・・・大さじ1と1/2
[焼き野菜] 
赤パプリカ・・・1/4個(縦1㎝幅)
新ごぼう・・・1/2本(3㎜幅の斜め切りで酢水につける)
カボチャ・・・4枚(厚さ1㎝)
  • Ⓐを混ぜ合わせておく。
  • 鶏肉は白い軟骨や筋を除き、包丁の先で皮目全体に穴を開ける。①に30分漬け、つけだれは取っておく。
  • 野菜にもつけだれをまぶす。魚焼きグリルに鶏肉と野菜を並べ、弱火で8分焼く。野菜は焼けたら取り出し、鶏肉はたれをまぶして裏返し、さらに5分焼く。残ったつけだれは鍋で煮詰め、かけだれにする。
    野菜に鶏のつけだれをまぶして焼くと、鶏肉のイノシン酸と野菜のグルタミン酸の相乗効果でうま味UP、味も付いて、鶏だけに・・・一石二鳥!
  • ③の肉を切り分け、野菜とともに皿に盛りつけ、たれをかける。
ここが
ポイント!
鶏の皮目に穴を開けると、味がしみ込みやすく、皮と肉の間にある余分な脂も落ちてヘルシーに。最初に皮目を上にして、再度たれをまぶして皮目を下にして焼くと、残っていた脂も落ちやすくなります。
魚焼きグリルを使うと、網の上で鶏肉が浮くため、蒸れずにたれが香ばしく焼け、皮もパリッと仕上がります。

川上 文代

川上 文代

辻調理師専門学校卒業後、同校職員として12年間勤務。その間、フランスのリヨン校勤務、3つ星レストラン“ジョルジュブラン”での研修などを経験する。1996年渋谷に開設した「デリス・ド・キュイエール 川上文代料理教室」を拠点に、講演、雑誌、新聞などで活躍中。http://www.delice-dc.com/

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