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イキイキごはん

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、料理研究家・川上文代先生がご紹介します。

元気をいただく 簡単、おいしい!季節メニュー vol.18

まん丸ハンバーグで月を愛でる

中秋の名月には、ススキや月見団子をお供えし、月を愛でます。今年はまん丸なお月さまをイメージした、ふっくらジューシーハンバーグでお月見するのはいかがでしょう。

ハンバーグの肉だねを、いつもの小判型ではなく丸めて円形に形作り、付け合せを輪切りにするなど、この日の料理は、丸・マル・まる!レシピではズッキーニを半月切りにしていますが、もちろん輪切りにしてもOKです。

今回のハンバーグのレシピでは、鶏ミンチ肉を使い、えのき茸をたっぷり入れて、さっぱりヘルシーに仕上げました。食欲の秋到来に、つい食べ過ぎてしまっても、多少なら大丈夫。照りてりの煮汁がごはんとよく合い、箸がすすみます。

美しい月を愛でながら、丸づくしの料理に舌鼓、なんて遊び心で食事を楽しむのも良いですね。

ズッキーニ・・・・・・・・・1本
白ごま(炒り)・・・・・・大さじ3
(A) 砂糖・・・・・・大さじ1/2
  しょうゆ・・・・・・大さじ1
  みりん(煮きる)・・・大さじ1
  だし汁・・・・・大さじ1/2
  • ズッキーニを厚さ3mmの半月に切り、約2分塩茹でしてざるに上げ、粗熱をとって、水気をきる(ポイント参照)。
  • 白ごまを炒ってすり鉢ですりつぶし、(A)を入れて溶きのばす。(1)を加えて和える。
    ☆「炒りごま」を使う前に再度炒ると、風味がよくなります。
ここが
ポイント!
ズッキーニやいんげんなどを茹でた後、ざるに広げて、うちわで手早く仰いで冷ますと、色良く、野菜のうま味も逃すことなく食べられます。
※ 「丘上げ」と言います。
(A) 鶏ミンチ肉・・・・・250g
  玉ねぎ・・・・・・・1/4個
  パン粉・・・・・・・大さじ2
  牛乳・・・・・・・・大さじ2
  溶き卵・・・・・・・1/2個
  えのき茸・・・・・・・50g
  塩・こしょう・・・・・・適量

(B) だし汁・・・・・・・1カップ
  酒・・・・・・・・・大さじ1
  みりん・・・・・・・大さじ1
  砂糖・・・・・・・・大さじ1
  しょうゆ・・・・・・大さじ2
  片栗粉・・・・・・・小さじ2

サラダ油・・・・・・・・・・適量
バター・・・・・・・・・・・適量
にんじん・・・・・・・・1/3本
エリンギ・・・・・・・・・・1本
クレソン・・・・・・・・・・適量
  • 玉ねぎをみじん切りにしてバターで炒め、冷ます。えのき茸は長さ2cmに切ってほぐす。にんじんは2mm幅の輪切りにし、エリンギは半分の長さに切り、手で裂く。
  • (A)の材料をボウルに入れて混ぜ合わせる。手にサラダ油をつけて、肉だねを円形にする。
  • フライパンにサラダ油とバターを熱し、にんじん、エリンギ、ハンバーグを入れて両面を香ばしく焼いて取り出す(ポイント参照)。
  • (3)のフライパンに(B)を入れてよく混ぜ、沸騰しとろみがついたら弱火にし、取り出したにんじん、エリンギ、ハンバーグを加え、蓋をして約4分煮込み、ひっくり返してさらに約4分煮込む。
  • 器に盛り付け、クレソンを添える。
ここが
ポイント!
ハンバーグを返すとき、手で肉だねを支えて返すと崩れません。またはフライパンのふちを使い、反動をつけて返しましょう。表面を焼いてから煮込むハンバーグは、香ばしさやうま味が煮汁に移り、ふっくらと柔らかく仕上がります。

川上 文代

川上 文代

辻調理師専門学校卒業後、同校職員として12年間勤務。その間、フランスのリヨン校勤務、3つ星レストラン“ジョルジュブラン”での研修などを経験する。1996年渋谷に開設した「デリス・ド・キュイエール 川上文代料理教室」を拠点に、講演、雑誌、新聞などで活躍中。http://www.delice-dc.com/

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