イキイキごはん
旬の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、料理研究家・川上文代先生がご紹介します。

かぼちゃの簡単メニュー3品
かぼちゃは、カロテンやビタミンを多く含む緑黄色野菜です。夏に収穫されますが、貯蔵することで甘みが増すため、秋から冬が食べごろになります。
10月31日のハロウィンに、欧米ではオレンジ色のかぼちゃの中身をくりぬいたランタンや、かぼちゃのお菓子が作られます。
かぼちゃを調理する時は、皮が固いので、ところどころむいて煮込むと味も染みやすくなります。ただ、かぼちゃは皮と実の間が美味しいので、表皮を薄くむいて、薄いグリーンの部分を残すのがポイントです。

- りんごとセロリは1cm角に切る。
- かぼちゃは種を除き、電子レンジ(600w3分)で柔らかくし、皮をむいて一口大に切り、マッシャーで潰し、塩、ナツメグ、強力粉を加えながら手につかなくなるまで練る。
- (2)を約3等分にし、直径2cmの棒状にする。2cm幅に切り分け、切り口を上にしてフォークの上で成形(ポイント参照)する。浮かびあがるまで塩茹でし、軽く水気を切る。
- フライパンにバターを熱し、(1)を炒めチキンブイヨン、生クリーム、塩、コショウを入れてよく混ぜ、(3)とパルメザンチーズを加え、塩、コショウで味を調える。
- ここが
ポイント! 切り分けた生地をフォークの上にのせ、粉をつけた指で押さえながら厚さ5㎜の長方形に伸ばします。はみ出した部分を整えて、フォークの柄の方から転がして丸めると美しい形に仕上がります。

- ベーコンは8mm角に切る。かぼちゃは一口大に切り水で湿らせ、ラップをかけて電子レンジ(600w5分)で加熱し、薄く皮をむいて潰す。
- 玉葱をバターで炒め、ベーコンを加え、火が通ったら、火を止めてかぼちゃとレーズンを入れる。粗熱を取り(A)を混ぜ6等分にして丸める。
- (B)のパン粉をバターでこんがり炒める。
- (2)に(3)をまぶし、耐熱皿に並べオーブントースターで3分焼く。

- 水とグラニュー糖を中火にかける。濃いカラメル色になったらお湯を入れて混ぜ、型に流し入れ、冷水にあて冷やし固める。
- かぼちゃは一口大に切り水で湿らせ、ラップをかけて電子レンジ(600w3分)で加熱し、皮をむく。(A)と共にミキサーに入れ、滑らかになるまで攪拌し、(1)に流し入れ気泡をつぶす。
- 160℃に予熱したオーブンで30分湯煎焼きする。
- 焼きあがったら氷水にあてて冷やす。
辻調理師専門学校卒業後、同校職員として12年間勤務。その間、フランスのリヨン校勤務、3つ星レストラン“ジョルジュブラン”での研修などを経験する。1996年渋谷に開設した「デリス・ド・キュイエール 川上文代料理教室」を拠点に、講演、雑誌、新聞などで活躍中。http://www.delice-dc.com/