イキイキごはん
旬の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、料理研究家・川上文代先生がご紹介します。

アジの簡単メニュー3品
夏が旬のアジは、海辺育ちの私にとって、小さなころから食べ慣れた思い入れ深い食材です!
今回のレシピの「なめろう」は、千葉県房総半島の郷土料理で、アジやイワシなどの青魚に、みょうがや生姜、大葉などの薬味、味噌を包丁で叩くように切り刻んだもので、「たたき」ともいいます。
なめろうは、わさび醤油をつけ、熱々ご飯にのせていただきましょう。ご飯が冷めたら、お茶をかけてお茶漬けにしていただく「まご茶」もオススメです。夏は冷たい麦茶をかけていただけば、なめろうを2度楽しむことができます。
「アジのカツカレー」は、カツカレーのアジバージョン。焼いたアジを入れたコクのあるカレーに、揚げたてのアジフライのサクサク感が何とも言えず、やみつきになります!!アジフライには、お好みでソースをかけて召し上がってくださいね。

- アジは一口大に切り、塩、胡椒をする。フライパンに油を熱し、アジをこんがり焼き、取り出す。
- 鍋に油を熱し、玉ねぎ、生姜、にんにくを加え炒める。酒、水、カレールーを加え、混ぜながら10分煮て(1)を加える。
- 器に盛りつけ、アジフライ、ピクルス、素揚げしたゴーヤとパプリカを添える。

- アジは5mm角に切り、みょうが、生姜、大葉、味噌と共に包丁で叩くように切りながら混ぜる。
- 器に大葉を敷き、なめろうを盛り、みょうがを添える。

- わたをとったゴーヤと玉ねぎをスライスして水につけてシャキッとさせる。トマトはスライスする。
- 酢味噌だれ:みりんと酒はレンジ(600wで15秒)にかける。味噌に砂糖を加え、粗熱を取ったみりんと酒、酢で溶く。
- アジに塩と酢味噌だれ大さじ2をまぶす。
- 器に水分をよく切った(1)と(3)を盛り、残りの酢味噌だれをかける。
*印の材料は、みじん切りにしておく
- ここが
ポイント! - スーパーなどでアジを買うときは、鮮度が良いものを選びましょう。見分け方は、目が黒く澄んでいて、からだに張りがあり、光沢のあるものが鮮度の良いアジです。お刺身を買う場合も、身が透き通っていて、色鮮やかなものを選びましょう。
辻調理師専門学校卒業後、同校職員として12年間勤務。その間、フランスのリヨン校勤務、3つ星レストラン“ジョルジュブラン”での研修などを経験する。1996年渋谷に開設した「デリス・ド・キュイエール 川上文代料理教室」を拠点に、講演、雑誌、新聞などで活躍中。http://www.delice-dc.com/