イキイキごはん
旬の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、料理研究家・川上文代先生がご紹介します。

たけのこの簡単メニュー3品
今月から料理のコーナーを担当いたします、川上文代です。千葉県館山の出身で、調理師学校の職員を経て、現在は料理研究家として世界各地を訪れて食の研究をしております。本紙では、旬の食材を使った、簡単でおいしいお料理をご紹介させていただきます。
4月と言えばたけのこが旬を迎えます。たけのこご飯、みそ汁、若竹煮などが思い浮かぶかと思いますが、今回は洋風にアレンジしてみました。掘りたてのたけのこが手に入ったら、ぜひ作って、料理の幅を広げてくださいね。少しでも新鮮なうちに茹でておくと、柔らかく、アクの少ないたけのこが楽しめます。
- たけのこ
の下処理 - 掘りたてのたけのこは、穂先を斜めに切り落とし、食べる部分に到達するまで皮に切り込みを入れて、米のとぎ汁で茹でる。底から竹串を刺して、すっと通ったら、茹で汁に漬けたまま半日置く。茹で時間の目安は、直火で1〜2時間、圧力鍋で15分。
![茹でたけのこ・・・・・・・・・150g
市販のバジルペースト・・・・・・・適量
塩・・・・・・・・・・・・・・・・適量
[飾り用]オリーブ、パプリカ
[わさびマヨネーズ]※よく混ぜる
練りわさび・・・・・・・・小さじ1/2
醤油・・・・・・・・・・・・・小さじ1
マヨネーズ・・・・・・・・・・大さじ2](/health-column/cooking_shunmenu/images/vol_01/recipe_01.gif)
- たけのこの穂先はスライスしてお皿一面に並べる。姫皮はせん切りにしてバジルペーストと塩で和える。
- わさびマヨネーズをビニール袋に入れたら、袋の角を少し切り取り、皿に並べたたけのこの上に絞り出す。仕上げにバジルペーストと飾り用のオリーブなどをのせる。
![茹でたけのこ・・・・・・・・・120g
玉ねぎ・・・・・・・・・・・・・50g
じゃがいも・・・・・・・・・・・50g
チキンブイヨン・・・・・・・・300㏄
(固形スープの素1個を300㏄の湯で溶く)
豆乳・・・・・・・・・・・・・200㏄
白みそ・・・・・・・・・・・・小さじ1
塩・・・・・・・・・・・・・・・・適量
こしょう・・・・・・・・・・・・・少々
バター・・・・・・・・・・・・・10g
[飾り用]たけのこ、木の芽](/health-column/cooking_shunmenu/images/vol_01/recipe_02.gif)
- たけのこ、玉ねぎ、じゃがいもは、スライスする。
- 鍋にバターを熱し、玉ねぎ、じゃがいも、たけのこの順でいためる。
- よくいためたら、チキンブイヨンを加えてふたをし、野菜に火を通す。
- 豆乳と白みそを加えてミキサーにかけ、塩、こしょうで味を調える。
- 器に盛り、たけのこと木の芽を飾る。
![茹でたけのこ・・・・・・・・・・80g
米・・・・・・・・・・・・・・・・2合
玉ねぎ・・・・・・・・・・・・1/4個
マッシュルーム・・・・・・・・・・4個
ソーセージ・・・・・・・・・・・50g
チキンブイヨン・・・・・・・・430㏄
(固形スープの素1個を430㏄の湯で溶く)
塩・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
こしょう・・・・・・・・・・・・・少々
バター・・・・・・・・・・・・大さじ1
[飾り用]ハーブ(イタリアンパセリなど)](/health-column/cooking_shunmenu/images/vol_01/recipe_03.gif)
- たけのこ、玉ねぎ、マッシュルームは3mmの厚さに切り、米は洗ってざるに上げ30分置く。
- 鍋にバターを熱し、玉ねぎ、ソーセージ、たけのこ、マッシュルーム、米の順でいためる。
- (2)に熱いチキンブイヨン、塩、こしょうを加え、沸騰したらふたをして弱火で10分火を通す。火を止めて10分蒸らしてから器に盛り、ハーブを飾る。
辻調理師専門学校卒業後、同校職員として12年間勤務。その間、フランスのリヨン校勤務、3つ星レストラン“ジョルジュブラン”での研修などを経験する。1996年渋谷に開設した「デリス・ド・キュイエール 川上文代料理教室」を拠点に、講演、雑誌、新聞などで活躍中。http://www.delice-dc.com/